子連れ出勤ってご存知ですか?
保育園に通えなかった待機児童や保育園に入るほど出勤しないパートさんが未就園児を連れて仕事場に出勤・会社内の託児所・もしくは親と子供が一緒にいた状態で仕事をすることです。
待機児童が多く、育児と仕事の両立を図るために子連れ出勤可能な会社が増えており、政府も積極的に支援をしています。
子どもと一緒に仕事をする #子連れ出勤 を、政府が後押しするそうです。
宮腰光寛少子化担当相が、子連れ出勤を採り入れている授乳服メーカー(茨城県つくば市)を視察した後に語りました。https://t.co/FOoD5kNPZH
— 朝日新聞東京編集局(コブク郎) (@asahi_tokyo) 2019年1月15日
「子連れ出勤」のほか、子育てと仕事の両立の実現に向けた、職場環境づくりを新たな重点課題とている政府は、自治体がモデル事業をする際の費用などの補助金を、従来の2分の1から3分の2に引き上げる方針のようだ。
実際に子連れ出勤を取り入れている会社を視察した後、宮腰大臣は「赤ちゃんはお母さんと一緒にいるのが何より大切」と子供を育てやすい環境を作っていくことの重要さを述べたという。
子供と一緒に仕事をする『子連れ出勤』
政府が後押しするそうですが・・・子供を見ながら仕事。本当にかなりきついです。というか私には無理でした。
私は以前勤めていた幼児教室・学習塾で、当時2歳と4歳の子供を連れて仕事をしていました。
夏休みなど長期休暇の時は、他のワーママさんも小学生の子供を連れてお弁当を持たせて外の公園でお弁当を食べさせて仕事をするということもありました。
私の子連れ出勤体験のお話をさせていただきます。
読んでほしい方
- 子連れ出勤の会社を視野に入れて転職活動をしている方。
- 子連れ出勤の会社とはどんなものなのか興味のある方。
- 子連れ出勤体験者のブログを探している方。
- 転職を検討している方。
Contents
時短だったから可能だった私の『子連れ出勤体験談』
以前勤めていた幼児教室は小学生が勉強できるスペースも併設されていました。
勤務は15時から21時まで。
そのため未就園児と幼稚園児を育児中だった私は預け先が見つからない時は一緒に仕事に出ていました。毎日のことではありません。また、時間も会社勤めのフルタイムの方に比べればとても短い時間でした。
研修も多い仕事場だったので未就園児だった次女は朝から連れて研修に行くこともありました。そのことを許してくださっていた会社にはもちろん感謝しています。
【子連れ出勤体験者】子供たちはどう思っていたんだろう?
4歳と2歳の娘にとってそんな生活はどうだったんだろう?と思います。
今聞いたら『暇だけどなんだか楽しかった』というだけですがそれは期間も短かったからだと思います。
半年で幼稚園に入学し、それ以降は幼稚園から職場に来ることがあってもパパが帰ってくるまでの短い時間だけの子連れ出勤。
保育園に入れられれば私は仕事が大好きだったので正社員としての仕事を探しただろうけど。そうもいかなくて。
仕事中、働く大人の中で小さくなっていた子供たち。
「通勤ラッシュ時間帯の満員電車に子連れで乗るなんて考えられない」と話すのは、小学生の娘ら2人を育てる東京都文京区の女性会社員(38)だ。
「子供が(車内で)つぶされないか不安になるし、周囲の視線も気になる。会社に着くまでに子供も母親もへとへとになる」と訴え、「政府には、子連れ出勤よりも自宅付近で安心して子供を預けられる仕組みを作ることに注力してほしい」と注文をつけた。
長男(6)と次男(2)を保育所に預けながら、都内の出版関係の会社に勤務する女性(40)も、「大声をあげたり、走り回ることも多い未就学児を長時間職場に座らせることは、周囲にとっては迷惑な話。母親も周りの反応を気にしながらでは仕事に集中できない」と訴える。
仕事中、構ってもあげられないのに傍に置いておいて、それなのにしゃべりかけてくると『ちょっとの間、黙ってて。』と言わなきゃいけない状況。
どうしようもないときはスマホを渡してゲーム。でも、2歳児はゲームにも興味がなかったです。絵本を読んだりシールブックで遊んだり。音の出せない状況でYouTubeも無理です。
私も仕事に集中したいのにどこか上の空で、子供たち対して申し訳ない気持ちになってばかりでした。
2歳だと近くの公園で勝手に遊んでてとかも言えないし、大人の空間にギュッとむりやり押し込めている感じでした。
保育園だったら大きな声を出すことも友達と遊ぶこともできたのに。
幼稚園入園後は延長保育だったので仕事場にはたまに1,2時間来るくらいでした。
3人目妊娠・臨月で退職することに。
パパは心の中では子連れ出勤は反対だったようです。
というわけで、第3子妊娠で仕事は退職。今後、子連れ出勤は辞めてほしいとのことでした。確かに限界でした。

何とかやってこれたのは風邪ひかず大人しい子、かつ短時間だったから。
うちの子たちは幼稚園も小学校も皆勤です。
インフルエンザや水疱瘡にはかかりましたが風邪はほとんどひきませんでした。
そして、子供は2人共静かに本を読んだりシールブックで遊んだりできる子たちでした。ミーティング中も端の方で静かにできていました。
それに、私は正社員ではありません。パートで勤務日数も時間も少ない。だから何とかやってこれたんです。
しかも、次女が幼稚園に入るとパパが帰ってくるまでの少ない時間だけ。
子連れ出勤を体験したから言えるメリットデメリット。
メリット
- 仕事に就くことが出来た。
- 金銭的に多少の余裕が出来た。
デメリット
- 周りの人に気を遣う。
- いつも以上に子供を叱ることになる。
- 子供の事が気になって仕事に集中できない。
- 子連れ出勤できるかは子供の性格にかなり左右される。
はたして、子供たちにとってその職場はいい環境なのでしょうか。
子連れ出勤+正社員=保育者はいないと無理。
環境的に、子連れ出勤可能であってもその心労は並大抵のものではありません。
『子供に対して申し訳ない。』『周りの人たちはどう思っているんだろう?』『うるさくしたらどうしよう。』などなど。あっという間に胃に穴あきます。
とても理解のある暖かい職場でも私のメンタルでは絶対無理。
最低限、別室で保育をしてくださる方がいないと無理です。
仕事以上のストレス。
雇用形態の多様化は素晴らしいことだけど、会社側が『子連れ出勤させてやっているんだぞ』というような環境だとワーママの心労・負担が心配です。
子供はやっぱり子供の中で育ってほしいと思います。
政府は子連れ出勤を後押しするのではなく、保育園や幼稚園、学童の充実を後押ししてほしいものです。


子連れ出勤がつらくて在宅ワークを検討していました。
子連れ出勤が不安で、同僚たちにも子供たちにも申し訳なくて在宅ワークを検討していました。そのころはブログをしていなくてサグーワークス1本でしたが、2万円近く稼げる様になっていました。
結局妊娠をきっかけに退職してしまい、今はブロガーと在宅ライターとして活動しています。
