ママとしてのキャリア

【胎児の首にむくみ】出生前診断をするつもりだった私が検査をキャンセルした話。

子供が産まれる前に特定の障害がないか確かめる検査、出生前診断。

出生前診断には賛否両論あることはわかっています。

私も3人目を希望していた時、もし妊娠出来たら高齢出産だけど出生前診断を受けるかどうか悩み、ネットでいろんなブログを読み漁りました。

私がこうして記事にすることで気分を害する方もいるかもしれません。私も自分の判断に自信があるかといえばそうではありません。

出生前診断に関して批判的な意見の方はできればここから先は見ないでいただきたいと思います。あくまでも私の意見です。

助手のむぎ
助手のむぎ
 長女・次女と妊娠出産し、その時は羊水検査を始め出生前診断について考えることはありませんでした。だって、何があっても産もうと思っていたから。

でも、末っ子を妊娠する前から決めていたことがありました。

次の妊娠では出生前診断を受けようと。

そして、妊娠。10週のころの検診で胎児の首の後ろに浮腫みがあるといわれました。

その後12週の検査でも変わらず。

私が受けようとしていたNIPTは18万円かかる検査で妊娠10週0日~妊娠15週6日までに受けなくてはいけませんでした。

妊娠前は絶対に受けようと思っていた出生前診断でしたが結局私は受けることが出来ませんでした。

その話をしようと思います。

関西ろうさい病院HP/出生前診断について

助手のむぎ
助手のむぎ
出生前診断に関して批判的な意見の方はできればここから先は見ないでいただきたいと思います。あくまでも私の意見です。

今でも自分が正しかったのかは分かりません。きっと友達に相談されても自分はこうだったと説明するだけでちゃんとアドバイスはできません。

ただただ、参考までに私の体験談をつづっているだけですが、誰かの参考になれば幸いです。

出生前診断を受けようとする私と私に任せる夫。

結婚する時から授かれるのなら3人子供が欲しいと思っていた私たち。

自然に授かることが難しいとわかった後も私は1人で病院に通っていました。

別に隠していたわけじゃないんですが言うタイミングがなかっただけです。

3人目ともなると病院に通うことも困難なので結局次女が幼稚園に入ってから・・・というタイミングになりました。なので末っ子は年の差があります。

そのころから、もし3人目を授かったら出生前診断を受けたい。と思うようになっていましたし、病院の先生にもそう相談していました。

心の準備が必要なこと、長女・次女に将来迷惑をかけたくないという気持ち。何よりも私は病的に心配性。想像できることは大丈夫なんです。準備ができるから。でも突発的なことが苦手。心配しながらの妊娠生活に耐えられないと思ったんです。

夫はどちらでもいいといっていました。調べても調べなくても一緒だと。

無責任な発言だと思われるかもしれませんが夫は私の頑固な性格を知っているので、何を言っても無駄だろうと思うと同時に私の判断なら大丈夫だと信じてくれていたんだと思います。

でも私はそう思えなかったし最悪な事態も想像していましたが。(でも言いませんでした。言えなかった。)

妊娠発覚。と、同時に実母の入院。

妊娠が分かりました。6週でした。

出生前診断には検査できる期間があります。悩んでいる時間はありません。

私が受けようとしていたのはNIPTです。費用は20万円近くかかります。

血液を採るだけなので母体にも胎児にリスクはありません。

新型出生前診断 NIPT 検査は10週以降

確立を予想する検査なので詳しくは羊水検査へ。

母体血清マーカー 検査は15~18週

陽性が出たら羊水検査。

羊水検査 検査は15週以降

ダウン症に関しては99.9%の可能性で分かる。

ハリさん
ハリさん
病院によって多少時期は異なるかもしれません。きちんと問い合わせをしてください。

 

助手のむぎ
助手のむぎ

結局どんな検査をしても最後には羊水検査を受けないと確定することはないんですね。

でも羊水検査には流産のリスクがあるからほとんどの病院では、胎児に影響のない検査をまず受けることを勧められます。

 

新型出生前診断 検査の流れはこちらから



NIPTを受ける前に胎児の首に浮腫みがあることが分かった。

12週から14週ごろにNIPTを受けたいと病院の先生に言ったところとても嫌な顔をされたことを覚えています。

母の入院している病院だったのでいつもと違う総合病院を受診していたんです。

本当に嫌な顔をされたので『自分は母親として最低なことを言ってしまったんだろうか。』と悲しくなりました。

そのあとのエコーで『胎児の首に浮腫みがある。』と言われました。ダウン症について勉強していたので『出生前診断の話をしたから嫌がらせかな?』なんて思ってしまいました。

1週間後、もう一度詳しく調べてみようということでした。

その後2週に分けて2回調べましたがやっぱり首の後ろに浮腫みがあるとのことでした。

私は夫にも子供たちにも言えませんでした。

 

助手のむぎ
助手のむぎ

きっとこの子とはサヨナラすることになるんだ。情がうつらないようにしなくちゃと思いました。

そのころは悪い想像ばかりして、悲しくて悲しくて、毎日泣いていて記憶はあいまいです。

出生前診断(NIPT)をどうしても受けることが出来なかった。

首の浮腫のことがあったので先生も出生前診断・羊水検査を受けることを勧めてくるようになりました。

私から言い出した時は嫌な顔をしたのになぁ。でも先生も勧めるくらい大変なことなんだ。とぼんやり思いました。

結局、出生前診断の予約をしていたのに検査を受けることが出来ませんでした。ぎりぎりまで受けようと思っていたにも関わらず・・・です。

助手のむぎ
助手のむぎ
先生には『やっぱり検査は受けません。どのような結果になっても産むことになります。』と、丁寧に謝って帰りました。先生は『そんな人も結構いるんだよ。もう母親なんだね。』みたいなことを言ってくださいました。

妊娠前からすごく調べていたし、絶対ダウン症だと思ったのに結局検査すらしないなんて自分らしいです。

石橋を叩きまくるのに結局石橋渡らないってやつ。

検査もしなくて何にも変わらないのに、でも病院を出た時はすごくスッキリ。

あーもう産むしかないんだな。そりゃそうか。いっぱい泣いたなぁ。とりあえず臨月まで考えるのやめよう!って感じです。

その後、妊娠糖尿病になって母親も病気が分かり緊急入院が決まり、バタバタして難しいことを考える時間はなかったです。

【妊娠糖尿病】検査が頻繁で他の疾患などないかしっかり検査できた。

助手のむぎ
助手のむぎ
妊娠糖尿病になったので人よりも通院回数が多かったのでエコーもしっかり見てもらうことが出来ました。

インシュリンを打つほどひどくならずに済んだのも不幸中の幸いですね。

そのうち、『ダウン症の心配要因はあの頃の首の浮腫みだけだし、いまのところ心臓や内臓にも疾患がないと思う。だいぶ軽いのかもしくは何も問題がないのか。』みたいなことを言ってもらえるようになりました。

【結果】胎児の首に浮腫みがあってもダウン症だとは限らない。無事出産を終えることが出来た。

これだけ悩んで叫んで泣きまくった妊娠中でしたが、出産自体は超スピード出産でした。

病院について30分ほどで産まれました。

陣痛きてから全開までが早くて赤ちゃんの首にへその緒が巻き付いていたり、いろいろありましたが無事出産することが出来ました。

産まれてきた赤ちゃんは3姉妹の中でも一番健康な女の子。

助手のむぎ
助手のむぎ

2歳になった今でも首の後ろには脂肪がしっかりとついています。これを見るたびに『これが浮腫みに見えたのか??悩んだのにー!』という気持ちになります。

でもぷにっとしていて触ると気持ちいいの。

【体験談】出生前診断をしなかった私が正解なわけではない。

ママ
ママ
これだけたくさん書いて結局出生前診断は受けないし、ダウン症でも何でもないんかい!

そうなんです。結局たくさん悩んでお医者さんにも勧められた検査なのに受けなかったんです。

気分を害した方や全然参考にならないよ!という方もいらっしゃるかもしれません。

私は出生前診断は悪いことだとも思っていません。最初、病院の先生は嫌な顔をしていたけれどやっぱり心配だと思う親の気持ち分かります。

結局、出生前診断・NIPTを受けられなかった私は『母性本能』とか『情に厚い』とかではなくてタダの臆病者だっただけです。

出生前診断を受けたいけど理解してもらえないと悩んでいる方。

それでもいいと思います。

助手のむぎ
助手のむぎ
しなくても大丈夫だと思える人はそれでもいい。でも、心配で心配でどうしようもないという人は検査を受ける権利があるんだからそれを使ってもいいですよね。

夫婦で決めることだと思います。そしてその決意を周りの皆さんは応援してあげて欲しいです。

こんなことあったよという私の話。誰かの参考になれば幸いです。

助手のむぎ
助手のむぎ
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