役員をしているときに一番後悔したことは『YESとしか言えないジブン』に対してです。
『会議代わりに出られる?』『この仕事お願いできる?』最後の方はお願いもなくやってもらっていて当然のような態度をとられました。
これは仕事や飲み会や興味のないイベントでもそうですよね。断ることで無駄な出費や自分の時間を確保することが出来ます。
ではどうするとNO!と言えるようになるのでしょうか。
もちろんなんでも『無理』『行きたくない』なんていう断り方をしてはいけませんよね。
大人らしく周りにかどがたたないように断る力のつけ方をご紹介します。
Contents
断れない人の心理とは?断ることが出来ない損ばかりの自分。
あなたは飲み会に誘われたときNOと言えますか?
上司に急な仕事を頼まれたときは?
ママ友からのお願いを断ることは?
私はどの場面でもNOということが出来ません。意を決してNOと言ったつもりが遠回りな表現過ぎてうまく伝わらないことも。
断れない私。自分でもなんでこんなに断ることは出来ないのか考えました。
『断ろうとするときの私の心理』
☑断ると相手が困る・もしくは怒るのではないかと思う。
☑断ることに罪悪感を感じる。
☑自分が少し無理をすれば丸く収まるのではないかと思う。
☑揉めたり相手を嫌な気分にするくらいなら自分が我慢するほうがいい。
いつもこんな風に感じていました。
でもバシッと断ることが出来る人をうらやましく思っていたし、自分も断る力を身に付けたいと思っていました。
【断る力がないと損!】断れないデメリットを知る。
☑自分の時間・お金を搾取されている。
☑決断力・自己主張のないやつだと思われる。
☑YESマンだと思われて何度も利用されることになる。
どうですか?断らずに受け入れることで相手のためになっていると思っていませんでしたか?私はいい評価を得ることが出来ると思っていました。
でも実際はその反対。マイナスの評価・イメージがついてしまうのです。
断れない人には特徴がある。
☑自己肯定感が低い人。親が過干渉だった人。
☑指示待ち人間。
☑相手と自分を重ねてしまう。
まさに私がそうなんですけど自己肯定感が低く、親が過干渉だったために自分の意見を聞かれる経験がなかったんですよね。弟や一緒に住んでいた従姉妹に合わせるので自分のこだわりや主張がない。とにかく周りを優先しておけば角が立たないのでそれが最善だと思っているタイプです。
そして、相手に自分を重ねてしまうタイプ。
断られると相手の人は困ったことになるんじゃないのかな?とか断られるとショックなんじゃないかな?と思ってしまうんです。
でも正直、そういうお願いを簡単に出来る人って断られたら次に行こう。他の人にお願いすればいいや。と思っている人が多いんですよね。だから断られても他の人に頼めばいいと思っているんです。
【断る力をつける方法】断ることについて知るとハードルが下がる。

上手にものごとを断るには経験とコツが必要です。
まずは断ることに対して罪悪感をなくすこと。断る練習をすること。
これで断れない人から『断ることが出来る人』になります。
I can’tなのかI don’tなのかは相手にとっては関係ない。
環境や日程が許さなくて断るI can’tは言えるけど、自分の意思をもって断るI don’tは言えません。
以外だったのですが、日程が許さなくて断るときも自分の意思をもって断るときも断られた相手にとってはそんなに変わらないんですって。
相手にとって大切なのは目的の事をしてくれるか否かだけ。
特に会社ではそうですよね。この仕事・この会議に出てくれる人を探しているんですから。
それを知ってから少し『断る』ことに対するハードルが低くなりました。
自分の意思を主張することは悪いことではない。断らないことが高評価なわけでもない。
仕事を断らないことで自分の株が上がるなんて思っていませんか?
自分の意思を主張することは悪いことではありませんし、断らないことで自分の評価が上がる何てこともありません。
これを知っておくともし本当に必要のないことなら断ろう!という気になりますよね。
簡単なものや小さなことから断る練習を積む。
断ることは練習で身につきます。
最初は小さなこと、断ってもお互いにあまり支障のないことから始めてみましょう。
例えば『試食を断ってみる。』とか『チラシ配りのチラシを受け取らない』などです。
試食も食べたくもないのに『どうぞ』と目の前に出されると私はついつい受け取ってしまうんですよね。
私も今現在練習中で、直接苦手な人に急にお願いされるとNOと言えないんですが、そうでない場合はうまく断ることが出来るようになってきました。
上手な断り方を覚えておくとかなり断りやすくなります。
【解決策】上手な断り方の基本は3つ。
☑その場で答えを出すのではなく一度持ち帰って考える。
☑メールで返信可能か確認する。
☑断ると決めたら連絡は早めに。
上手な断り方の基本ポイントはこの3つだけです。
その場ですぐに『分かりました』と承諾したくなってしまうのをグッと我慢して、物理的に距離を取って考えてみましょう。本当に受けてもいい仕事なのか、ほかの仕事には支障が出ないのか。無理をしていないか。考えてみてください。
直接断ることはハードルが高いので出来ればラインやメールで返事をしてもいいか確認しておきましょう。
そして、断ることに決めたら出来るだけ早めに返信しましょう。